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ドキュメンタリー映像「静岡の系譜」

長く静岡で活動している芸術家および関係者へのインタビュー

70年代から活動を始めた美術家と長く静岡の芸術を見つめてきた関係者へのインタビュー集。前衛芸術グループ「幻触」や80年代中期から開催された、大掛かりな自主企画展「A-value」などを振り返りながら、静岡の美術状況の一端を伝えます。

ドキュメンタリー映像「静岡の系譜」
DVD 17分45秒 2014年

INTERVIEWEES
岐部琢美(彫刻家・常葉大学造形学部非常勤講師、元高校美術教師)
立花義彰(西蔵寺住職・アートドキュメンタリスト・元静岡県立美術館学芸員)
白井嘉尚(美術家・静岡大学教授)
本阿弥清(多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員、元虹の美術館館長)

展覧会データ

『 静岡の系譜 - 80年代から現代まで - 』
作品展示、ドキュメント映像、関係資料展示
企画:オルタナティブスペース・スノドカフェ
前期:2014年2月11日(火) - 2月27日(木)
後期:2014年3月4日(火) - 3月23日(日)
時間:12:00 - 19:00
会場:GALLERY UDONOS(前期)
   オルタナティブスペース・スノドカフェ(前期・後期)
休廊日:月曜日(火、水曜日はスノドカフェのカフェ営業は休み)
備考:展示作品の一部は前期のみとなります。

平成25年度「むすびじゅつ」静岡の芸術文化を掘り起こす共同事業

INTERVIEWEES

岐部琢美 KIBE Takumi

(彫刻家・常葉大学造形学部非常勤講師、元高校美術教師)

1946 静岡県志太郡岡部町生まれ
1969 武蔵野美術大学造形学部彫刻専攻卒業

[ 主な個展・グループ展等 ]
1970 第24回二紀展初出品(東京都美術館)
1977 個展(村松画廊 東京)
1982 第4回静岡現代美術展大賞受賞(静岡市民文化会館)
1985 個展(ガラリ・ヴォワイヤン 静岡市)
1988〜A-Value展(1995年まで毎年)
1990 県内美術の現況展(静岡県立美術館)
1994 偏在する波動展(メトロポリタン美術館 フィリピン、マニラ)
1999 日本現代美術展(国立チェンマイ大学美術館 タイ、チェンマイ)
2000 個展(静岡カントリー浜岡コース&ホテル、カルチャーフロア 御前崎市)
2002 ファソン ジャポン展(ラ・ギャラリー フランス、リヨン)2004、2005
2004 ル・コルビュジェと5人の空間コラボレーション展(銀座アートホール 東京)
2005 日本、タイ彫刻シンポジウム(国立チェンマイ大学ギャラリー タイ、チェンマイ)
2008 静岡アートドキュメント(駿府公園 静岡市)
2008 [ バンコク・静岡の美学 ] 美術交流展(国立シルバコーン大学ギャラリー タイ、チェンマイ)
2009 日本美術の探究 -「新しい創造展」(カストル国立現代アートセンター フランス、カストル)
2010 日秦交流展(GALLERY CAVE 浜松市)
2011 静岡アートドキュメント(舞台芸術公園 静岡市)
2012 「それぞれの表現!そして今」(静岡カントリー浜岡コース&ホテル、カルチャーフロア 御前崎市)
2013 ふじのくに芸術回廊 ー「アートトリップ静岡」(自宅工房 藤枝市)

日本美術家連盟会員
国際美術家連盟会員

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立花義彰 TACHIBANA Yoshiaki

(西蔵寺住職・アートドキュメンタリスト・元静岡県立美術館学芸員)

静岡県立美術館の開館準備室に学芸員として配属される。主に静岡県出身の芸術家のリサーチを行う。1988年県内美術の現状展Ⅰ、1990年の県内美術の現況展Ⅱを手掛け、静岡県の美術状況の発信に努めた。前衛美術グループ「幻触」のメンバーである鈴木慶則との関わりは深く、学芸員を超えたサポートを行った。1992年8月号の美術手帳に鈴木慶則に関する記事を寄稿。(その号の表紙は鈴木の作品「非在のタブロー 梱包されたオダリスク」↓)
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白井嘉尚 SHIRAI Yoshihisa

(美術家・静岡大学教授)

1953 静岡県下田市に生まれる
1979 東京藝術大学大学院修士課程修了

[ 主な個展・グループ展 ]
1980 個展「鏡のフロッタージュ」(神奈川県民ホールギャラリー;横浜)
1982 個展「フリー・ジグソーパズル」(東京、静岡にて発表) -85
1983 アートスペース展'83,'85,86(静岡市民文化会館) -86
1986 第2,3回インターナショナル・ワークス・オン・ぺ一パー(ABCギャラリー他;大阪)-87
1987 重層する、浮遊。展(山梨県立美術館;甲府)
1988 個展「シャーベットのように」(東京、静岡にて発表)
1989 和紙展(アンドレアス・ヴァイス画廊他;ベルリン、バーゼル、ケルン)
1988 A-ValueI,II,III,IV,V,VI,VIII(静岡県立美術館県民ギャラリー) -95
1994 遍在する波動 展(メトロポリタン美術館;マニラ)
1995 紙・韓国と日本 展(錘路ギャラリー;ソウル)
1996 ドリップド・A-Value 展(アヤラ美術館;マニラ)
1999 和の紙・韓の紙 展(静岡市アートギャラリー)実行委員長を務める。
2002 2002韓日紙の世界 展(バタンゴル芸術館;韓国)
2004 Minus One+Underground Party」(Aldwych廃駅;ロンドン)

1999-2000 文部省在外研修員として英国に派遣される。

白井嘉尚静岡大学教授は教育者として30年に渡り学生たちに芸術の重要性を伝えています。同時にその期間美術家としても活発に活動してきました。またオーガナイザーとして地域における芸術の発展にも尽力しています。静岡の美術を語るうえで欠かせない展覧会「A-Value展」も事務局として支えました。1988年から1995年まで毎年開催していたこの自主企画展は静岡の芸術に大きな足跡を残しています。
白井教授は現在も新しいプロジェクトのリーダーとして取り組むなど精力的に活動を続けています。

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白井教授1)フリー・ジグソーパズル・シリーズ  白井嘉尚個展、ガスサロン(静岡)、1010×344cm、1883 写真:長船恒利movie_sirai02_800.jpg「森の中の花」シリーズ 「森のなかへ Ⅱ」展、ストライプハウス・ギャラリー(東京)、50×65cm、2006

本阿弥清 HONNAMI Kiyoshi

(多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員、元虹の美術館館長)

1954生まれ

静岡県静岡市清水区で2000年から5年間限定に開館した現代美術館「虹の美術館」館長。幻触の再評価に繋がる展覧会を企画した。地域の芸術の掘り起こしや、美術家のサポートに尽力。評論活動も行う。

『美術手帳』創刊60年記念 第14回芸術評論入選 2009年 > HP
『「もの派」ー隠された真実をめぐって』本阿弥清

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